にこにこかいほうノート

23歳のわたしを解放してのこしたい会報hahahaいろーんなことを書きます✏️

とわに踊れ

※出だしポエミィ

 

散々待ったって言うのに、「規定の変更で」という一言でまた2年近く会えなくなる。いずれ来るお知らせでも、今じゃないと思っていた。

本人も今日知ったって、そんなことあっていいわけないでしょうが、この21世紀に。

画面の向こうで「僕、軍隊に行くよ、泣かないよ」と涙を流す大切なあなたへ大きな愛を送ります

 

 

 

……すみません、言いたいだけです。

 

5/4、私の最愛グループのメンバーの1人が、5/11に入隊し、1年9ヶ月の国防の義務遂行することが発表されました。

 

(スケジュールどうするつもりやってん?っていう心の叫びは一旦置いといて)

 

韓国の人だからね。他のメンバーの兵役、送り出しとお迎え、6人分を見届けてきましたし、私の王子様最推しは去年の2月に帰還してますから、もう平気だしあとは呑気にみんなの帰りを待つか〜と思ってたんです。

 

 

しかーし

 

例に漏れずしっかりとダメージを食らってしまった。ので、

 

今回はエンターテイメントと平和について、私と同じようにエンターテイメントを楽しんでいるみなさんと話したり私の思いを聞いてもらったりできたら良いなぁと思って、この私の5月大事件TOPに君臨するであろう"推しの電撃入隊事件"を通して考えたことを、彼が入隊する今日に合わせて文章に残すことにしました。

(韓国のエンタメに全然触れたことがない人も、読んでもらえたら嬉しいなぁ)

 

兵役って、なんぞ。

※当方専門アカウントでもなんでもございませんので詳しくは書けません

 

KPOPや韓国ドラマなど、韓国コンテンツ(特に男性)が好きな人にはかなり一般的な"兵役"という言葉ですが、こと現代日本においてはあまり馴染みはなく、歴史の授業などで学んだ太平洋戦争などと結びついて想起されるひとは多いんじゃないかなと思います。

 

韓国では、今現在においても、成人男性は国が定めた規定にそった期間軍に所属し、決められた軍事訓練を受けて国防の義務を果たすことが義務付けられています。銃持ったり毒ガス室入ったりするわけです。(例外はあるみたい。軍所属でもいろいろあるみたいですが私もよくわかってはないので気になる人は調べてみてね🫶🏻※急な無責任ムーブ

 

それは、1950年〜1953年まで朝鮮半島にて勃発した朝鮮戦争が、未だ終戦しておらず休戦中であるということが関係しており、芸能人もほとんどの場合例外なく入隊します。

 

推しと兵役とエンターテイメントと芸術と

こうして韓国のコンテンツをたくさん享受できていると、韓国が未だ戦争状態であることを忘れてしまいます。

推したちの兵役も、何度も経験すると「おっ、そうか…寂しいけど待ってるね」と、こんなふうになっていくわけでございます。

 

でも、昨日まで派手髪で歌い踊っていた推したちが、今日は頭を丸刈りにして軍隊に入る準備をしている姿を見て、ふと切なさ、虚しさのようなものが襲ってきたのです。

 

冒頭に挙げた彼(記事を一般化するためにあえて彼と書きます)は、1994年生まれの29歳で、どちらにしても近いうちに兵役に行く予定でした。

 

しかし、従来5回延長していた入隊の期限が色々あって(いろいろあって)2回までの延長までとなった結果、ファンも、所属事務所も、本人でさえも"入隊の1週間前までその事実を知らない"という、突然の発表になったようです。

 

3枚目のソロアルバムの活動も大成功を納め、所属グループでの久しぶりのアルバム活動やソロコンサートも予定されていた矢先のことでした。

 

準備していたこと、やりたかったこと、この先にやってくる兵役のためにスケジュールを詰め詰めにしてたくさんやることあっただろうに、そうか、そういうのは関係なく、兵役はやってくるんだなぁ。そう思いました。

 

でもこの虚しさって、なんなんなんでしょう。

規定変更した国のせい、確認不足な事務所のせい、答えはいろいろあって然るべきでしょうが、私はそのどれでもなく、「戦争に打ち砕かれるエンターテイメント」という構図を見てしまったから、だと結論づけました。

 

少し余談をしよう

私の好きな映画に「Swing kids」という映画があります。韓国側の強制収容所北朝鮮の捕虜として暮らす躍りを愛する主人公が、敵国アメリカの踊りであるタップダンスと出会う物語です。

あまり詳しく書くとネタバレになるからさらっとにしますが、エンターテイメントとか芸術って、結局平和ありきなんですよね。どんなに才能があっても、どんなに素敵なものを生み出せるとしても、平和じゃなかったら、その人物や作品たちは世に出ることはないしわたしたちが楽しむこともできない。

 

エンターテイメントを生産することも消費することも、夢を叶えることも、結局はそれを純粋に楽しめる環境があるかどうか、そんなことを考えた作品でした。

 

エンターテイメントと戦争は対極にある

上でも少し触れたように、エンターテイメントはそれを楽しめる環境が前提としてある上で成り立ちます。

人員的にもコスト的にも、平和じゃなくなっていくにつれて、エンタメに割けるリソースは少なくなっていきますよねきっと。そういった点でもエンタメと戦争の対極性は表せると思います。

 

表現という点からもそうです。

 

日本でも、戦時中は外来語が含まれる歌は禁止になったりしたし、「たき火」という童謡は街中でたき火をすると爆撃の標的になるからダメだ、というお叱りが入り放送中止になったりした歴史があったりします。

 

一方で映画や音楽を戦争と結びつけて国民の士気を高める、みたいなこともありますよね。映画や音楽はエンターテイメントだけれども、果たしてそれはエンターテイメントなのでしょうか。

 

私は、日本の片隅に生きている一個人としては、エンターテイメントの真髄は誰もが・自由に・作ることも触れることも楽しめること、だと考えています。

 

だから、表現の幅が規制されたり、どういうものをどう解釈しなきゃいけない、と第三者が規定するのは、エンターテイメントではないと思うのです。

 

こんなところからも、エンターテイメントと戦争は対極にあると考えたりしました。

 

私たちの日常とエンターテイメント

確かに今は日本や韓国は"戦時中"ではないし市街地で銃撃戦が起こることはない。※ウクライナやロシアは"戦時中"にあたりますが

 

でも、現に韓国はまだ兵役があるわけで、日本にはミサイルがとんできてJアラートが鳴ったりするわけです。

 

コロナ禍でもそうだったように、有事の際エンターテイメントの優先順位は低くなります。

それが悪いとは思わないんです。国防は大事。

 

でも、どんなに準備しても頑張ってもそうやって平和(国防)のために握りつぶされるしかない努力とエンタメが確かに存在してしまっていて、その背景には確かに戦争があるわけなんだなぁと思うと…しんどすぎるなぁ……

 

 

そうではないとわかっていても、これから生み出されるはずだったエンターテイメントは「重要ではない」と言われているような気がして。

 

だけど、私たちの日常とエンターテイメントって、思ってるよりも深く、ふかーーーーーく結びついてると思うんです。

 

たとえば

演劇をみて初めての感情に出会ったり

音楽と自分を共振させたり

絵を見た時に何かを思い出したり

踊りで何かを表現したり

 

こんな時に、エンターテイメントと自分の日常を共に過ごします

 

だから、今私たちが当たり前に感じている心の豊かさや幸せは、エンターテイメントを通して受けているものも多いんじゃないかなぁと思ったりするわけです。

 

今感じている日常を送れているからこそエンタメが楽しめる環境であるといえるし、エンタメがあるからこそ日常であるともいえて、それぞれが相互に作用しているともいえるかな………………?

 

 

 

なにが言いたかったかうまくまとまらないけれど。そんな日常を、微力だけど、守っていきたい、守らねばならないと思ったのです。

 

それは、推したちにまた踊ってほしいからだし、自分がエンタメを楽しみたいからだし、みんながエンタメによる日常を幸せに過ごしてほしいからだし、私がエンタメを愛しているからです!!!!!!!

 

そのためになにができるかは、ゆっくり考えていこう、そんな風なことを考えた、今回の"推しの電撃入隊事件"でした。(今すぐ考えなきゃいけないかな)

 

最後に

 

冒頭から言及している"彼"について書きたいと思います。

 

"彼"とは、EXOのKAI、韓国で頂点に上り詰めたグループのセンターでありメインダンサーでしす。8歳から始めたバレエがルーツなダンスで人々を魅了し、なによりも踊るのが好き、舞台に立つのが好き、オリンピックの閉会式でソロダンスを披露したりする、ダンスの神様の寵愛を受けているような子です。

 

歌とダンスと芸術を愛してそれを私たちにずっとみせてきてくれた彼が、戦うためにエンタメと対極の場所に行くこと、踊ることを約2年近く奪われる(少なくとも今までのように人前で踊ることは奪われる)ということは、なんて残酷なんだろうと思いました。

 

自分が2年歌うなって言われたら発狂しちゃうもん!!!!!!!

 

 

 

でも、彼がKAIとして舞台で踊れるようになるまでに、韓国が有事に陥らない保証はどこにもなく。そのために私が直接的にできることもほとんどなく。私はただ祈って、彼が帰ってきた時におかえりということしかできないわけです。

なんて受け身なんだろう。

 

だけど、彼がいなくても韓国芸能界は進んでくし、EXOは多分彼なしでもアルバム出すでしょう。それでもこんなに寂しいのは、エンタメが1対多数であるのと同時に1対1の産物でもあるからじゃないかなと思うのです。

 

彼は1週間前の入隊発表後、組んであったであろうスケジュールの合間を縫ってたくさんインスタライブをしてくれたり、所属事務所の偉い人の眉間のシワを押し込んで脅迫(彼が言うに脅迫)して無料の緊急ファンミーティングを開いてくれました。

 

 

ファンミーティング中に出てきたケーキで、不在になる1年9ヶ月の間の祝い事を全部祝う!!!と言い出し、「♪誕生日デビュー日ファンの誕生日俺の誕生日新年年末1位昇進朝昼夕食退社おめでとう〜お誕生日デビュー日ファンの誕生日……」とほぼラップと化したおめでとうソングを歌う姿、そして彼のパフォーマンスを見た時、とても変な考えかもしれないけど、彼は自分のためにファンのためにグループのために踊っているけど、きっとこんな暗い部屋で燻っているわたしのためにも踊ってくれているんだろう。そんな気がした

 

KAIというアーティストが好きだけど、きっとそれは彼が全世界との1対1も大切にするパフォーマンスをするからかな。そんなことを思った。

 

なるほどエンターテイメントは人間が多数に向けて作り出すものだけど、その真髄には「あなた」のためのエンターテイメントがあり目の前の「あなた」をみんなが大切にするのが、エンターテイメントとともに過ごす日常を続けるために大切なのかも。

 

↑これは今書きながら思ったことです。綺麗事だし深掘りもできないけど。私も目前の「あなた」に向けたエンタメ、したいな。

 

長くなりましたが、最後に私の心の叫びを成仏させにかかって今回のにこにこかいほうノートを終わります。

 

 

 

わたしはEXOが好きだ。めちゃくちゃ好きだ。そんなグループのセンターが兵役に行く。泣き虫な人と泣き虫なファンダムだから、私も画面の前で泣いちゃうかなと思ったけど、彼があまりにも幸せそうに笑うので泣けなかった。

 

彼は踊るために地上に舞い降りた天使であるはずなのに、どうして軍隊なんかに行くんだろう。

 

それでも彼は私たちの幸せを願いながら踊ってくれるのだ。

 

これからの平和への祈りを込めて。

 

そして、最大級のありがとうと愛してるを込めて、

 

永遠に踊れ、キムジョンイン。

 

 

 

※私のKAI(キムジョンイン)の好き動画いくつか置いておくからみてね↓↓

https://https://youtu.be/-d8U4H825s4

https://https://youtu.be/UKCKn5RhbAw

https://https://https://youtu.be/xiifjlrtHfM

https://https://youtu.be/AQGvxLWwZqI

https://https://youtu.be/U_OYCSeE9R8