にこにこかいほうノート

23歳のわたしを解放してのこしたい会報hahahaいろーんなことを書きます✏️

お仕事をやめました

仕事をやめました

みなさんこんにちは。お仕事をやめました。

 

1年前に看護師資格を取って、必死に働いていました、看護師として!

 

素敵なナースではなかったかもしれないけど、それなりにちゃんと新人看護師をしておりました。少なくとも「いつもニコニコ頑張ってたから、辞めると思ってなくて…」と師長に言われるくらいには…

 

え、なんでやめたん?という疑問を持った人もそうでない人も、私の頭の中を覗いてってくださいな。

 

やめた理由その1   人間夜は働くもんじゃない

ほんとに。ヒト科ヒト属ヒト、夜は働くもんじゃないです。

 

看護師という職業は、(働く場所はたくさんあるにせよ)免許をとって最初の数年は、たいてい"病棟"という場所で働きます。みんなが「入院する」と聞いて想像するような場所でOKです。あそこが病棟です。

 

病棟看護師はたいてい、2交代制もしくは3交代制の変則シフトです。

  1. 2交代制→日勤(朝〜夕方の8時間)、夜勤(夕方〜朝の16時間)
  2. 3交代制→日勤(朝〜夕方の8時間)、準夜勤(夕方〜深夜の8時間)、深夜勤(深夜〜朝の8時間)

大抵どの病院もこんな感じだと思います。知らんけど。厳密に言うとこれに早番遅番など加わりシフトが完成しますが、おおまかにこんな感じと思ってください。

私の病棟は1の2交代制でした。

(前提の説明終了)

 

1ヶ月に日勤+4〜5回夜勤をする計算です。

 

 

……………

 

 

夜勤、顕著に体調を崩す

 

体調がシンプルに悪くなります。まず勤務時間が長いんですよ。夜が。とんでもなく。

 

「夜勤長いって言っても、ゆうて夜やることそんなないでしょ〜?」

 

ノンノンノン。

6時から朝の巡回を始める頃にはゾンビのようになります。そんな看護師たちがナースステーションから解き放たれてゆくのです。こわいね。

 

そんなわけで、私の身体はそんなこんなに耐えられず、不調を訴えていきました。(自分では体力あるほうだと思ってたし夜型人間だと思ってたので、夜勤だけが原因ではないと思うけど)

 

私が具体的に覚えた体調不良↓

①吐き気:毎回吐きそうになりながら朝の巡回をしていました。そんな奴に元気に起こされる患者さんも可哀想ですね……

②頭痛:へんな頭痛がずっとする。患者さんに1〜10でいうとどのくらいの痛みですか?って聞きまくってたけど、その度にワタシもつねに5くらい頭痛いヨと思ってた

③月経不順:もともと月経不順ではあったんですけど、何ヶ月単位で来ない、とかね。ホルモンバランスの問題なんでしょうか

④突如号泣する:母に何度号泣TELしたことか。ごめんね母

 

こんな感じでした。実は退職する前に2ヶ月くらい休職してました。が、休職を決心したのは、夜勤の朝の巡回前にダウンしたことが大きかったです。

 

いや〜働かないほうがいいよ。夜は。

 

 

 

やめた理由その2    看護師、向いていない

わたし、看護師向いてなかったっぽいんです。

ナースになる前は、結構看護師向いてるって言ってくれる人も多かったし、実際なった後もいい看護師になれるよ。って先輩に言われたり。

漠然と、いけるかなーって思ってました。

 

でも、親とか意外と付き合いが長くかつ私のことを深く知ってる人には、ほんとに大丈夫なの?って言われたりすることも、あったには、あった。

 

でも、それに対しては、看護師に必要な使命感とか倫理観とか道徳観とか、そういうことに対しての不安はなかったし、優しいとか面倒見がいいとか、言ってくれる人も多かったので、いけると思ってたんです。学生時代介護施設で働いてたしね。

 

でも、私の"そういった部分"と看護師という職業はマッチしてたかもしれないけど、私が"幸せに生きるために"看護師という職を選ぶべきかと言われれば、そうではなかったようで。

 

 

それは、他にやりたいことがあるから、とかとは別の話です。うまく表せられないんだけど、今後のためにも、綴ります。

 

まず、看護師として生き抜いていくためには、精神的にも体力的にも、タフさが必要です。私がどっちも柔だったってことではなく、看護師に向いてるタフさではなかった、と解釈しています。

(個人的には、精神的なタフさの方が重要かなと思う。体力的には慣れてきたら緩和されたりもするだろうから)

 

 

"看護師に向いている"精神的なタフさとは?

私は病棟配属で、緩和ケア病棟に配属されました。がんの患者さんの中で、がんを治すための治療を辞めて、がんによって引き起こされる症状に対する対症療法のみを行う方だけが御入院される病棟で、呼吸が止まっても蘇生はせず患者さんを看取る、いわゆるホスピスのような場所でした。

 

ですから、自然と患者さんをお看取りする回数も多くなりますし、治療して元気に退院される方はほとんどおらず、殆どがご出棺という形での退院になります。

 

入院してきた時には自分で歩いて、食べて、と過ごしていた患者さんが、だんだん歩けなくなり、食べれなくなり、弱っていくのを、側で見守り、苦痛なく過ごすことをお手伝いしていました。やりがいはあると思います、看護師の役目はなにか、自分にはどんなことができるか、すごく考えたましたから。

 

でも、その患者さんたちや患者さんの家族との関わりを、自分の心にひとつひとつ丁寧にフィードバックしていたら、たぶん、もたないんだと思います。

 

 

例えば、血圧も下がり、もう後少しの命だろう、という患者さんがいるとします。家族は心配で、何日も何日も付き添っていて、疲れが溜まっています。「看護師さん、明日の朝まで持ちそうですか?今日はもう帰ろうかなって。明日の朝また来ますから」とご家族に言われました。「油断はできない状況ですし、いつ最期になってもおかしくないと思います。血圧は昼間と比べても変わってはいないです。変化があればご連絡することは可能です。」と答えたとします。

ご家族は、「そうですか、そうしたらなにか変化があったらすぐ教えてください。また明日の朝来ますね。」と家に帰りました。

そこからこまめに巡回はしたものの特に変わらず、様子を見ていました。するとある巡回のとき、1時間前には変わらなかったのに、呼吸も脈もとても弱くなっています。

 

ご家族に連絡しても、ご家族の到着前に、その方は息を引き取ったとしたら、私は「私がもう少し強く引き留めていればよかったのに」「私がもっと工夫して呼吸を観察していればよかったのに」と、とても罪の意識を感じるんです。

 

先輩からのフィードバックで指摘されれば、尚更です。

 

 

そうやって一つ一つの出来事と自分の看護との因果を結びつけて、反省して、っていうのを、(死に関係してなくても)傲慢にもいちいち毎回やっていたわけですね。患者や患者家族に怒鳴られたときも、自分のどこが悪かっただろう。なにが至らなかっただろう。というところで。

 

 

これって多分、看護師の倫理的には良いことなんですよ。「運が悪かったな」と思うよりは。

でも、看護師として自分が幸せに日常を過ごせるかという点ではバツです。そういうのを全部自責で考えていると、自己嫌悪の渦に陥って、「ああなんて自分はダメな看護師なんだろう」って思うわけです。まだ新入生なのにね!?!?

 

 

こんなんじゃダメだダメだダメだ………と思って、めきめきと出来る様になるならまだいい。けど、そんなうまくはいかない。そうしたらどうなるか

 

 

 

そう!!!病むわけです!!!!!

 

 

 

 

見事に病み散らかしました。自分の心を守るためには、一つ一つに共鳴するより、「そんなこともあった」という一つの症例として消化していく必要があるんだと思います。

でもさ。よく考えよう。この性質って変えられなくない??ここから私が「まあ運が悪かったか」「次に生かそう」って思える日って多分来ないな。いや、来るかも知れないけど、それは果たして私なのか………?

 

 

 

こんなことを考えて、ウン、私は"看護師に向いている"かもしれないけど、"看護師をするのには向いていない"んだなと思ったわけです。

 

 

自分の心と身体の健康と、幸せの観点から…

 

やめた理由その3   エンタメゾンビすぎた

看護師してた約1年間、わたしはエンタメのゾンビと化していました。

 

わたしは生まれてこのかた、エンターテイメントが大好きです。

 

エンタメやる側が好きです。小さいころから歌うのが好きでした。4歳の頃からずーーーっと、合唱団で舞台に立って歌っていました。ミュージカルも好きでした。

 

高校受験生のとき、勉強しようと机に向かうものの、すぐにイヤホンをつけてWickedのサントラを聴き、勉強そっちのけで歌ってました。

大空高く舞い上がってたんですわ。

 

(よく高校入れたよね)

 

 

エンタメ観る側が好きです。歌ったり踊ったり演じたりするコンテンツが大好きです。日本のエンタメだけでは飽き足らず、ある時突然KPOPに目覚め、今や韓国コンテンツオタクと言えるくらいにまでなってしまいました。

 

そんな今でも、日本のコンテンツも韓国のコンテンツも、他の国のコンテンツもぜーーーんぶちゃんと好きですし、エンタメの虜です。

(初めて好きになった芸能人は多分櫻井翔)

 

 

そして大学でミュージカルサークルに所属してわかったことがあります。エンタメを創る側も好きだということです。

企画練ったり、演出させてもらったり、ちょこっと台本を書いてみたり(これはほんとにちょこっと)。譜読みが苦手なのに意地張って楽譜作ったり。全部好きでした。楽しかったです。24時間そのことを考えていられるし、何時間でも没頭できました。

 

 

でも、看護師になったとたんに、それらがなくなったんです。働く前は、月2回のボイトレは一応続けるし、カラオケも行ったり、舞台見に行ったり、まあ大丈夫だろう。と思ってました。

 

 

でも!!!ダメでした!!!18年くらいずーーっと行っていたことがほぼ0になって、消毒の匂いのする場所にずーーーーっといることになるわけです。(日常変わりすぎ)

 

 

歌うことが好きなんだけど、それに加えてエンタメを作り出すこと、自分が演者としてでなくてもエンタメをどこかに向かって発射させることが好きだったという最悪な人間ですから、「自分が演者として食べていくのは無理だ」と割り切ることも出来ず、時間が経てば経つほど、看護師として働けば働くほど、ただただエンタメへの未練から作り出されたα級ゾンビみたいな産物と化していったわけです。

 

私の心「お願いだ私にエンタメをさせてくれ……」

 

 

そんなわけで

  1. 人間夜働くもんじゃない
  2. 看護師向いてない
  3. エンタメゾンビすぎる

こんなかんじの理由で、わたしは仕事やめることに決めました。

 

うーん、正確には、これらの理由、というよりかは、これらの理由をもとに、「来年死んだらどうしよう?」と思った時、このまま死にたくないなぁと思ったからです。

 

看護師は、3年働くとセカンドキャリアに大きな幅が出ます。だから、何度も、あと2年だけ踏ん張ってみて、それからやろう。と思いました。

でも、その日が来る前に、死ぬかも知れないじゃないですか。死なないかも知れないけど。

 

このまま死んだら、いやだな!!!!!

 

 

そんなことを考えていたときに、

「看護師資格なんて付加価値として使ってナンボでは?」

「自分がやりたいと思うこと、五兎六兎追ってみる方が、結果的にいいんですよ」

「エンタメの未練はエンタメでしか果たせません」

と、言葉をかけられました。(言ってくれたのは全部別の人です)

 

 

舞台袖から舞台上へ、ドーンって押されて飛び出ちゃったような。そんな気分でした。

 

理性だけで考えるとね、絶対に選ばないと思うんです、お金のこともあるし。

 

でも、やっぱり私は私として幸せになりたいと思ったんです。彷徨ってみて、結局看護師が私の幸せになる方法ならそれでいいけど。

 

いつ死んでもいいように。

 

私は仕事をやめました。

 

 

 

わたしこれから先どうしようか

 

仕事やめたけど、これからどうしようか?

何も決めてない、無計画なんです。

すこーしだけボイトレの先生のお手伝いをしたりする予定はあるけど、何して生きていくかてんで無計画です。

今は親に頭を下げて、なんとか実家で暮らしています。(ごめんね両親)

 

 

歌も続けたいな。お芝居もしてみたいな。踊りをもっと好きになりたいな。

 

ブロードウェイやウエストエンド、フランスや韓国にミュージカルを観に行きたいな。

 

脚本を書いてみたいな。私が歌ってほしい人に歌ってもらえる場を作りたいな。人に楽しんでもらえるエンタメを考えたいな。

 

やってみたいことがたくさんあって、このにこにこかいほうノートは、その第一歩です。

 

 

私を解放してみることで、なにが変わるのか、それはわからないけど、みんなに話したいこと、私が聞いてもらいたいこと、考えたいこと、みんなの考えを聞きたいこと、そんなことを書き留めていこうとおもいます。

 

 

いつか読み返して恥ずかしくなるね!!!!

 

ええ、23歳の私をインターネットのゴミの一つとして残しておくことにいたしましょう。

 

 

ここまで読んでくれたアナタ、凄すぎます。

ありがとうございます。

 

 

今回はまじめに自分のことを書いたけど、今後は雑多にいろいろ触れてゆくので、みなさまお楽しみに〜👋